セントバーナード写真とピンボケ親爺のブログ

セントバーナードのピンボケ写真とピンボケ親爺が綴るピンボケなブログ

セントバーナード理解のために。第三講補足

セントバーナード餓死¥最初に描かれた絵。イギリスの画家がセント峠まで出かけて書いたといわれています。折衷救助犬として有名になり首の樽は、想像で描かれたものです。寺院では、樽を犬につけたという記録は、ないといわれています。

日[Body Marking]について説明した。
体毛のマーキングは、大きく分けると
「Splash Coat」スプラッシュコートと
「Mantle Coat」マントルコートの2種類がある事を説明した。

私がドッグショーに興味を持ち参加していたころ(1970代前半)は、全部がマントルでフルマントルで顔の真っ黒の犬も多数

いた。それは、時代背景からすれば当然でイギリスからの犬ばかりであったからである。私も当然イギリス系の犬を引っ張って参加していたのですがオリンピック精神丸出しの”参加することに意義あり”であった。全犬種展の犬種を比べるダサイ美的感覚ゼロの犬にしか見えないセントバーナードばかりであった。

そこで私は、他犬種にも勝てる犬という事でアメリカの犬事情に詳しい方に依頼して同系統の牡牝を1976年に輸入した。Am.Ch.Mivicas Sancho panzar.

当時の全米ランキング第4位という輝かしい賞歴を持った犬であった。この犬をっ口のドッグショーにお披露目方々参考犬と出陳し、色々な評価を頂いた。

殆どが当時の俺こそは、セントバーナードの神様だ!と言わんばかりの人達で

①猫みたいな色だ。意味は、三毛猫だ。ということらしい。

②白があんなに多いのは、色素が薄いからだ。

③アルビノの一種だ。

と。今考えるとーオイオイしっかり言葉の意味を勉強して批判しろ。低劣すぎる。と言いたい。

この犬を評価する他犬種の専門家もおり見学者も多数来られた。

最近でもスプラッシュコートのセントバーナードに対し白が多いと批判的にみる愛好家がおり
セントバーナードの毛色と地色
を知らない愛好家やヴェテランの方々がいることに驚いている。
スタンダードには、「白地に茶」と規定され正にスプラッシュコートがセントバーナードの本来の紋様である。
トップに掲げた画像は、それを歴史的に示す証明書として掲載した。
では何故日本では、茶色に白という真逆の虚言がまかり通て来たかというとそれは旧イギリスセントバーナードの理解からである。イギリスで今のセントバーナードの理解はFCIのスタンダード解釈と同じになりスプラッシュコートも多数見られるが旧イギリスセントバーナードの時代には、殆どスプラッシュコートは、見られなかった。イングリッシュマスチーフの改良のためにスイスからロングのセントバーナードと掛け合わせ繁殖してきた旧イギリスセントバーナードに茶一色のマスチーフとは、遺伝的にスプラッシュコートが一般的に生まれるはずがない。
現代のイギリスセントバーナードは、我々のスイス/アメリカセントバーナードとほぼ同じスタンダードの理解で繁殖そしてショーアップされているので区別をするのは難しい。
更に白が基本であることの裏打ちとして白色でなくてはならない部分も規定されている。首、マズル、尾の先、四肢、胸。この白色と決められている部分に如何なる色や斑点の混入も欠点とされている。
個人的な感想を言えば、セントバーナードは、家庭で飼育することにしてもショーに出陳するにしてもスプラッシュコートの方がきれいだし、犬も大きく見え目立つ。いつまでもむさ苦しい"
茶一枚"のマントルコートの時代(50年前)ではではない。ということでスプラッシュコートを好んでいます。
完ー

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