セントバーナード写真とピンボケ親爺のブログ

セントバーナードのピンボケ写真とピンボケ親爺が綴るピンボケなブログ

My dirty country puppies.

母親”ドリス”と娘”絵梨香”
相変わらずの汚れ田舎ッペ三兄弟
現在我が家には、三か月の三頭の仔犬がいる。
誰が見ても一見素晴らしいとか、かわいいとか褒められる仔犬たちでは、ない。
関西に新ホームを迎えた "Exodus"や"Emotion" 静岡のショー愛好家に迎えられた”Earth Quake”千葉の矢張りショー愛好家宅に迎えられた”Emily”のような派手さや美しさは、見られない。
新家庭に迎えられた彼らは、コートがスプラッシュコートの部類に入るし静岡の犬は、SBCAセンントバーナードクラブオブアメリカの歴代会長二人とセントバーナードハンドラーのトップクラスのマーティー(Martin Glover) からもその頭部の素晴らしさを褒めるメッセイジを頂いている。
そして千葉の犬”エミリー”は、私の長い仔犬作出の中でも【美犬】の一頭である。
私が言う美犬とは、
短足胴長でなく方形のボディーバランスとボディーの紋様(body marking) と、頭部の造りと顔の表情を言うのでこの事は、セントバーナードに精通している人であるなら知っていることであるし、知らなくては、ならない事でもある。
詳述すると、短足胴長をはじめ殆どが血統的なものなので飼育して良くなるものでは、ない為、犬を購入する時には、両親を見るなり両親の血統的な情報を確認して購入する事をするべきだと思う。

頭部と顔について少し述べたい。
愛好者でセントバーナードの薀蓄(うんちく)を語る方の中には、セントバーナードは、頭部が大きくなくてはいけないと言ってる方がいるが、その通りであるが・・・体格とのバランスの問題である。
頭部だけが大きくてもおかしなもので
頭部の形顔のブレイズにもっと学習をしてもらいたい。
頭部は、後頭部が幅広く、顎の骨がしっかり発達した頭部で前頭部は深い急峻なストップが必要とされている。
マズルは、幅広く先細りしないことが求められている。これらが欠けている犬は、私がセントバーニーズと称する所以である。
顔のブレイズは、(a rather broad and fairly extensive white marking)白色で幅の広い後頭部からマズルの付け根に向かっている閃光のようなものを言うので無くても(ホワイトマスク、ハーフマスク)問題は、ない。
もしブレイズがあったとしても細く陰険な怖い表情を表わすことは、好ましくない。と規定されている。ということは、ブレイズは、なくても問題にしないということの反対解釈である。

ではなぜブレイズ(blaze)があるのか?
そもそもセントバーナードの顔にはマーキングないのが当たり前で唯、目の周りに陰影(shadow)があっても良いという決まりから、では両目の間の白い部分は、何と呼ぶかということからブレイズと呼んだだけのことで、寧ろ私は、細い先細りしたマズルやマズルがなく黒で覆い隠されていたり、あるいはマズルの片側や先端まで黒が差し込んでいるセントバーナードこそスタンダードから外れている可能性が強いので改良すべきであると考えている。
話を戻しますが
この”クエイカー”と千葉の”エミリー”は、今秋からドッグショーに出陳する予定なので活躍に期待している。
そこで我が家の田舎っぺは、

"Endeavor" 呼び名「エンディー」は、台湾に行く予定であったがコロナの関係で簡単に来日できなくなったのでキャンセルとなり2年前から当犬舎の犬というよりスイス/アメリカセントバーナードに現在の旧イギリスセントバーナード犬種から変えたいという希望を持っておられた那須の愛好家に色々条件を守っていただくことで合意が整い譲渡することにした。
基本的な条件は、雑種交配を絶対しないという事。ということは、既存の所有牝犬は、旧イギリスセントバーナード犬種なので別犬種と交配は、絶対しないということである。雑種は、造らない。
もう一つは、成長してドッグショーにも出せる状態になったらドッグショーに出陳し広告塔としてスイス/アメリカセントバーナードを理解してもらうため頑張るということである。現在の牝たちには、当犬舎出身(100%スイス/アメリカセントバーナード)の牡を交配し、その子供たちには、エンディーの種を掛け合わせても良いとしている。
何故ならエンディーは、5世代雑種であるので当犬舎の血液で固定は、4世代でされてはいると遺伝学上言われているが5世代目でも100%の純粋には、なっていないので別犬種であるイギリスセントバーナードと掛け合わせた場合【雑種強勢の理論】で隠された悪性遺伝子が顕出しないとも限らないことからである。
その那須の方の所有している犬の血統的な流れは、10世代以上前からよく知っており遺伝的配慮が充分であったとは、言えないので私、は憂慮している。

さて最後は、当犬舎の次世代犬と期待して残した「総領の甚六」である”Eastwoods”であるが、最近自我が目覚めてきたのかほかの犬達より先に行動を起こし他の2頭がそれについてくるような仕草を見せ始めた。

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