セントバーナード写真とピンボケ親爺のブログ

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Paul(ポール)の死


2018年6月15日午後9時頃
ポールは、彼の生涯を7歳半で閉じました。
昨晩外食から戻った時には、頭をなでてあげたら尾を振り、死ぬという素振りを見せもしなかったが女房が玄関の扉を閉めようとした時横たわっていたので動かそうとしたが動かず息が絶えていたと言う事でした。私もすぐにポールを触り身体を揺さぶりましたが息を吹き返す事無く彼は、天命を全うしました。
外食から帰宅した折に声をかけ頭をなで僅かながらポールがしっぽを振ったのが私との最後のコミュニケイションだった、と思うと残念でなりません。
この半年仔犬5頭との触れ合いの方が多くその触れ合いをフェンス越しにジット見つめ「俺とも遊んでくれよ。」と言わんばかりに鼻先を鳴らしていたポール
「ごめんよ!もっともっと一緒に遊んで挙げれば良かった。」
別れの言葉も目も交わさずあっけない別れでした。
You stay always in our hart,
ポール お前は、常に心の中にいてどんな処に居ても決して忘れないよ!
We'll never forget you, you where so special.
May your soul rest in peace.
ポール安らかにお眠りよ。

ポールは、誕生した一胎児の中では、二番手の選択肢の仔犬でしたが第一選択の仔犬が生後1週間で死亡した為、同じカラー巻きの大きい子犬だったことも有り残して様子すを見ようと思い残した仔犬でした。


名前の由来
ポールが生れた年のサッカーワールドカップ南アフリカ連邦大会で開催されドイツのサッカーファンが、優勝国を水槽に入れたタコに当てさせる占いをした所、見事スペインチームの優勝という籤を引き結果もその通りになった事で有名になった「蛸」の名前が「Paul」君だったので私もその勝負強さと勝負運の強さにあやかって名前を付けましたた。
余談ですが今年のロシア大会では、ろしあじんが、やぎを占い師に見立てこのやぎは、優勝国をベルギーチームと占っているそうです。もし当たったらこのヤギの名前「ザビヤカ」を次に生まれてくる仔犬に使用するつもりです。
更に勝負運については、ポールの父親【ストンジュニア】がベイビークラス、パピークラスを通じて一度も勝ち残れず出陳12回連続の「ご苦労さん」という苦汁を舐めたのでポールにキング、リザーブキングの3本指に1回ぐらいは、入ってもらいたいという願望も込めていた。

主な賞歴
2011年7月北海道FCIパピークラスR.KING
2016年7月北海道FCIプレショーローカルクラブ展G 1席
2016年7月北海道FCI展 G2席
2016年8月ローカル展 G1席 リザーブキング
その他数回のグループ入賞
JKCが統計を取っている訳でないので断言できませんがグループ戦での入賞回数は、史上一番多いと思います。
良い成績を残したから良い犬という錯覚が日本にはありますが、世界的には、セントバーナードクラブ世界連盟会長であるドイツのウルフギャング氏が言うように
「どんなに良い成績を残した犬よりも、いかに良い子孫を残したか?が犬の良し悪しである。」と常々語っておられアメリカセントバーナードの指導者も同じ意見の方々が多い。
私も同意見です。
そこで
当犬舎には、ポールの子供が3頭いる。そ中から最低でも1頭のJKCチャンピオンを完成させないとポールに申し訳ない。
当犬舎以外で繁殖したポールの子供でチャンピオンになった子供は、2頭いる。
パピークラスでキングを獲得した牡もいるがその後ドッグショーに出していないので完成は、していない。



ポールの果たした役割
それは、体高と体長のバランス良さを示す見本のような存在でありました。
AKCでは、5対5 FCI及びJKCでは、5対6の比率ですが日本の多くの犬は、この比率より体長の方が長くバランスの見地からは、好ましい体躯の造りでなく仔犬時には、ずんぐりむっくりの体型の方が可愛らしく見えるので脚の長いやせ型に見える犬より評判は、良いという傾向にあったが成犬になっての体躯が胴長にしか見えないという弱点から四肢のすっきり伸びたバランスの良い犬へと見る目が変わってきている。
その見本としてのポールの存在は、大きかった。
あるJKCの著名な審査員が「何年かぶりに素晴らしい完璧なセントバーナードを見た。」とお褒めの言葉を頂いたこともあった。
この展覧会終了後2日目にJKCのある課長と電話で話している中で「北海道に素晴らしいセントバーナードがいるそうだがそれって外崎さんの所の犬?」
「そうですよ」「それ外産?」「いいやうちの繁殖犬ですよ」「ところで課長なんでそんなこと知ってるの?」
「本部には、特別良い犬は、すぐ情報が入りますからね。」「そうですか・有難うございます。うれしいですね」
と、こんな会話ができたポールでした。

ポール
楽しい7年半本当に有難う。
この次に会う時には、また一緒に走ろうね!
合掌

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