「下の仔犬の一胎前の仔犬の1頭名前は、シーザー」
だと良いが一桁間違えた。
97,200円だった。

この子たちは、ファミリーで生まれている仔犬達です。
勿論DNA鑑定は、正真正銘のものでどこかのおっちゃんの様にそこいらに居るノラ侯爵のDNAではありません。
この価格は、購入希望者が犬舎に取りに来られての希望価格でありこれに地方発送となると諸経費で5万円ほど必要になり血統書が必要となれば、付加価値としてさらに5万円ほどの金額が費用になると思います。
「では、なんだかんだ含めて20万円用意すればよいのですか？」
「飛んでもない。私の口利き料はどうするの」
「いくら払えばいいのですか？」
「仔犬達の総費用と同じ金額です。」
「じゃあ―止めます。たかが子犬に40万円も出しますか！！。」
「奥さんそれは、賢明。賢い消費者ですね。犬などでなくペットで飼うならモルモットでも飼いなさい。」

97万2千円の値段が付いたセントバーナードはデパートとか超有名ペットショップが付けた値段なので当然と言えば当然だと思う。
店舗の賃料、電気高熱代、広告代、人件費、税金そして生命体の販売であるから購入金額の倍ほどの危険負担料を見込んで値付けするのは、経営者としてマネイジメント上当たり前である。
但し、税金や人件費等を誤魔化しなく支払っている販売事業所での話である。
こんな冗談のような事を平気で書けるのも
金972、000円という驚愕的な数字があるからである。
この事により全くの世間知らずの方々は、セントバーナードって高いのね。
という意識をもたらして呉れるし、安い所を探そうと色々な情報を調べ最近はやりのネット販売にたどり着くことだろう。
その結果普通の繁殖者に情報的にはたどり着くだろう。
この流れは非常に嬉しいことで
「雑種のセントバーナードを購入するのですか？純粋スイス/アメリカセントバーナードを購入するのですか？」
「ヨーゼフのようなセントバーナードを希望します。」
「アーそーですか。あの犬はスイスのアルプスの童話の犬なので純粋スイスアメリカセントバーナードですね。それなら私の所からの犬にしか純粋スイスアメリカセントバーナードは、存在しませんよ。」
「そうですか、解りました。おいくらですか？」
「９７万２千円です。」
「エッツ嘘でしょう。私２０万円あれば大丈夫だと思って来たのですけど・・・」
「そうなの、じゃしょうがないな。２０万円でいいですよ。」

「春は曙」
「春眠暁を覚えず」
春先には、頭のおかしい人間があちこちにいるようだ。
お前のことか？
う～～～ん
東京の下町にも居るぞ！