セントバーナード写真とピンボケ親爺のブログ

セントバーナードのピンボケ写真とピンボケ親爺が綴るピンボケなブログ

番外地にも初夏

あさ
キングスウッヅファミリー会も無事終了し関西地区のファミリーに加え札幌と伊豆からの参加者も含め14世帯約30名近いファミリーが参加した。集合したワンちゃんは、仔犬を含め14頭であった。
私にとっては、参加された犬1頭1頭の成長ぶりを確認し系統の血液が如何なく発揮されているかを再認識する絶好のチャンスでもある。
6歳7歳(雷電君、ジョニー君、サン君)の当犬舎出身の個人愛好家飼育のセントバーナードが元気良く年齢を感じさせない姿を見せてもらい純粋スイスアメリカセントバーナード像の健全性を改めて感じた。
残念だったのは、毎年ファミリー会に顔を見せる最長老(10歳)のジーナ嬢が体調を崩し参加できなかったが来年は、きっと「若者に負けていられるか」と出席されることを期待したい。
予想通りと言えば、その通りであるが、モモジロウ君が大分熟成してきた。顔もハーフマスクながらセントバーナードに要求される知的表情(most intelligent expression)を窺がうことが出来るようになってきた。目も昨年は、心配していた豚馬牛眼(とんまぎゅうまなこ)ぎょろっとして締まりのない目の感じがしたが頭部の張りが出てきたので目の形は、ふつう正常になってきた。 桜ん坊



さて、昨日は、朝から太陽が照り付け、雑木であるが木々の新芽も一斉に目立つようになってきた。未だかまだかと気になっていたサクランボの木にも花が咲いているのを見つけ、今年も咲いて呉れたかとニンマリした。

ミシェル
先日

東京のある方が、「日本で犬が汚ね~のは、札幌と秩父の犬だ。」と抜かしやがった。
「そうだよ。室内飼育をしている犬は、何時もきれいで凄く良く見えるよな。だけど外で見ればそれ以上には、良く見えないよな。うちらの犬は、あれ以上悪くは、見えないし外では、びっくりするように磨き上げれば、一層よく見直される筈だ。」と冗談のような強がりを言ってみた。

ボ^イ
又、ある初心者が当犬舎のボーイを写真で見てかどうかは、解らないが
この様にの賜っている。
「バーナードなのに、真っ白毛や、顔の長細い子が増えてて、ミックス犬かよ💨と、思ってしまいます」
「も~、ミックス犬みたいな、真っ白なバーナードを増やしたら、そのワンちゃんが可哀想で、たまりません。
スタンダードを理解していない初心者とは、強いね。スタンダード(標準書)では、白地が基本で顔に黒ポイ影のような(真っ黒ではない)マーキンガがあれば、他が真っ白でも全くスタンダードでは問題ない。
或いは、ボーイ(パピー)の様に出来上がりがオレンジ或いは、イエローに近い色に出来上がる仔犬は、パピーコートの時は、脱色した様に色が換毛期ころまで保持される。
換毛期が終り新しい大人の被毛になると淡い茶色、オレンジの被毛に変わる現にボーイの体毛は、茶色の毛が生えてきている。
昨日今日セントバーナードに接した初心者の短絡的な意見は、説得力ががない。


他方
最近死語となっていた言葉「股関節形成不全の発症」を耳にする。
我々純粋スイスアメリカセントバーナードの世界では、20~30年前の問題点でありアメリカでは、50年以上前に払拭された症状である。
私は以前からセントバーナード犬種は多かれ少なかれ股関節形成不全であるというアメリカセントバーナード界の常識を支持する一人であるがそれを発症させないためには如何すればよいかは、医学的な知識が無くても我がファミリーの繁殖をしている方々なら常識的に理解している。
何故そんな発症があるのかを考えれば問題は、解決する。
医学的に造詣の深い繁殖者なら股関節形成不全が発症しやすい犬など作出しないはずだ。と言っても過言でない。
結論を言うと
① 劣悪遺伝子犬の淘汰。
② 単毛種を基本とする交配計画を実践する事。
の二つを遵守するならば過去の問題だとして葬り去れることだろう。
勿論飼育環境と飼育者の理解も重要であるが最も大きな原因は、血統的なものである。


―完―

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