セントバーナード写真とピンボケ親爺のブログ

セントバーナードのピンボケ写真とピンボケ親爺が綴るピンボケなブログ

豪華なボロ家にも春の兆し。

たんぽぽ あ

札幌南陵の電気もガスも水道もないこの豪華なボロ家、あるのは、犬のクソだらけ!


でも、季節は、無料で春を運んでくれた。
花らしきものは、何もない雑草とゴミだらけの庭の片隅に西洋タンポポの黄色い花を見つけた。


雨と寒さ続きの先週、目の調子も悪く灰色の世界。
何処に行っても灰色一色。
息抜きにピンボケ写真でもと・・・、撮ったが侭ならず。


されて

『学ぼう』その3
セントバーナードの【被毛(毛種)と【色】
セントバ】ーナードの薀蓄(ウンチク)を語るにあたりスタンダード(標準)書を基礎にして語らないと何の説得力もなく信憑性もない。
スタンダード(標準書)に基づかない議論や解説は、戯言としか思えないし時間と労力の無駄なので私は、言及しない。
先ず
被毛(毛種)から話を進めよう。
世界のいずれの国のスタンダードも【短毛shorthaired】と【長毛 longhaired】の2種類しかスタンダード上規定にない。
昔、千葉の愛好家の間で“ミデアム”なる言葉を使用していたが「紛らわしい言葉など使うな。ショートヘアーより長い毛は、全部ロングヘアーだ。」と文句を言ったことがある。
次に間違いではないが誤使用されている言葉に「ラフRough」と「スムースsmooth」がある。これは、イギリスを原産国とするコリーの被毛による分類の言葉でありセントバーナードの被毛による 正しい分別でない。スタンダード(標準書)上にもこの言葉は、全く使用されていないのは、ご存知のとおりなので私およびファミリーの間では使用しないようにしている。
それでは、ショートヘアーとロングヘアーの区別は、どのようにするのか? 
スタンダードには、被毛の説明の項に簡単に説明がある。
【ショートヘアード(スムース・コート)】
トップコートは、密で、短く、ボディに対して密着して寝ており粗毛である。アンダーコートも豊富である。大腿には適度な飾り毛が見られる。尾は豊富な被毛により覆われている。
【ロングヘアード(ラフコート))
トップコートは飾り毛がなく、中位の長さの平伏毛で、アンダーコートは豊富である。顔部と耳の被毛は短い。寛骨や尻の被毛は幾分ウェーブ状である。前脚にはフェザリンクが見られる。大腿には十分な飾り毛がみられる。尾はふさふさしている。
この事から短毛と長毛の区別をしている。体毛の長い短いではない。
即ち棒状の尾は、短毛、ふさふさした餝毛のある尾は、長毛と峻別され根拠づけられている。
私の経験から仔犬のうちは、この判別が難しい場合が多く時々失敗する。
次に
【色】について
スタンダード(標準書)には、欠格の色として
① 被毛がホワイトの単色あるいは赤みがかったブラウンの単色のもの。
② 異なる毛色
単色とは、鼻先からシッポの先まで白色の単色か茶色の1色の犬のことを言う。体の部分だけでなく頭部迄単一色の事をいう。体の部分が白一色は、これに当たらず現にアメリカチャンピオンでもいた事例がある。
異なる色とは?
スタンダードには、色についてこのように定められている。
地色はホワイトに様々な大きさの赤みがかったブラウンの斑があり、背やひばらには途切れない赤みがかったブラウンのブランケットが見られる。途切れているブランケットでも同等の価値がある。赤みがかったブラウンにブリンドルも許容される。茶色みを帯びたイエローも許容される。頭部はダークなシェードが望ましい。ボディのわずかなブラックのシェードは許容される。
要約すると
セントバーナードの基本的な色は、白色でありそこに茶色の班があるものが基本で茶色の中には、赤みがかかったもの茶色がかった黄色がスタンダードで許された色でこれ以外は、異なる色として欠格なのである。
【欠格】とは、セントバーナード犬種でないという事である。
余談だが、
ある初心者と思われる人が
「も~ミックス犬のような白いバーナードを増やしたらそのワンちゃんが可哀想でたまりません。」とコメントされていたがそんな犬が彼の周辺に多いのかと関心を持った。一度この初心者が言うミックス犬とは、どんな犬か教えてもらいたい。もし私が主張しているミックス(雑種)犬の淘汰、撲滅を目指しているのなら強力な助っ人である。
楽しみである。


編者注
現行のJKCスタンダード(標準書)には、ショートヘアード、ロングヘアードの横には、必ずカッコ書きでラフトカスムースと書かれている。
JKCの加盟して居るFCIの英訳、ドイツ語原文には、余計なラフやスムースの言葉は使われていないのに何故JKCは、俗語を「金科玉条」のスタンダードに書き込むのだ?と抗議したことがあった。
それ以降FCIのショウの出陳申し込みshからはラ/フスムースの用語は、消えてショート、ロングの表記に変更になっているがスタンダードのほうは、消去されていないので今日再度確認の電話を入れたところ今スタンダードの手直しの準備に入るところなのでもう少し待ってくれとの返事だった。
その他手直しする箇所があるようでしたら文書で申し出てください。との事であった。
私は、
翻訳者をもっと犬の用語が分かる人に翻訳させて頂きたい。と申し上げた。


以上 完

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